性欲は人間の三大欲求のひとつであり、恥ずかしいことではありません。
人肌恋しい日やエッチな気分になったとき、オナニーをしたことのある女性は多いと思います。
最近では、「セルフプレジャー」なんて言葉も流行っているほどで、「女性の自慰=恥ずかしいこと」という考え方も徐々に変化してきています。
オナニーの頻度は人それぞれですが、性欲の強さによっては毎日行う女性もいるのです!
では、女性が毎日オナニーをすることにはどんなメリットがあるのでしょうか?
デメリットや注意点と一緒に解説していきますよ。
毎日オナニーしてる女性ってどのぐらいいる?みんなの頻度は?
まずは、女性のオナニーの頻度について触れていきます。
先述の通り、人間の性欲には個人差があるので頻度は人それぞれです。
「何回した方が良い!」というようなことはないので安心してください。
女性の場合は月経や排卵などの関係で、ひと月の間にホルモンバランスが大きく変化するため、日によって全く性欲がない日もあればムラムラしやすい日もあります。
また、性欲を満たすために見ず知らずの男性とワンナイトするよりも、オナニーの方が安全安心というメリットもあります。
「自分の気持ちいい場所は、自分が一番知っている」と、セックスよりも満足するという女性もいるほどなので、オナニーを甘く見てはいけませんよ。
そうは言っても周りの子はそのぐらいの頻度でしているか気になるのもまた事実。
それでは、20〜30代の女性のオナニーの実際の頻度を見てみましょう。
▼20〜30代の女性のオナニーの頻度▼
第1位:月に1回程度・・・42人(36.5%)
第2位:週に1回程度・・・41人(35.7%)
第3位:週に3〜6回程度・・・21人(18.3%)
第4位:半年に1回程度・・・6人(5.2%)
第5位:ほぼ毎日・・・5人(4.3%)
引用元:CanCam.jp(https://cancam.jp/archives/1012214)
このアンケート結果を見ると、ほぼ毎日オナニーをしている人は全体の5%弱ですが、結構な割合の女性が日常的にオナニーしていることが分かります。
女性が毎日・高頻度でオナニーをするメリット
そもそも女性が毎日や高頻度でするオナニーにはどんなメリットがあるのでしょうか?
オナニーは、自分の体を知るためのポジティブな行為でもあります。
精神的満足感を得られるのはもちろんですが、その他のメリットもしっかり把握しておいてください!
ストレス解消になる
性的な欲求を満たさないことは、性別を問わず心身を抑圧してしまう為、ストレスの原因になります。
オーガズムに達する前と後とでは、心の余裕が全く違うんです。
快感を得ているときは、β-エンドルフィン※という高揚・幸福感をもたらす物質が分泌され、ストレスの軽減に繋がると言われています!
つまり、オナニーをすることで、「脳内に幸せホルモンが分泌される」ということです!
また、セックスだと相手に気を遣いすぎて気持ちよくなれない女性も多いですが、オナニーは自分のタイミングで行えるので満足感を得やすく、ストレス解消になります。
※脳内で働く神経伝達物質の一種。脳内麻薬と呼ばれることもある。
感度が上がってセックスの満足度もアップする
女性の体は、オナニーをすると感度が高くなります。
磨けば磨くほど、どんどん感度は高くなるものなのです。
日常的なオナニーは、感度を上げながら新しい性感帯を発見することもできて、セックスの満足度アップも期待できます。
少しの愛撫で気持ちよくなれるように開発しておけば、セックスがより楽しくなり相手男性の自信にも繋がるので一石二鳥。
また、女性は男性とは違って「オーガズムに達するのが難しい」と言われています。
オナニーによって自分が感じやすいポイントを把握しておくことで、自分の体をオーガズムに達しやすい体に変えることができるのも大きな利点です。
膣の衰えを防止できる
女性の膣は、長期間使わないと委縮してしまいます。
膣は他の体の部分と同じように筋肉でできていて、刺激に合わせて伸びたり縮んだりするのが特徴です。
最近は、女性用のオナニーグッズを使った「膣トレーニング」が流行っています。
膣がキュッと締まりのいい状態だと、セックスでも感度も上がり、男性も喜んでくれること間違いなし!
健康のためにもオナニーはとてもおすすめです。
女性が毎日・高頻度でオナニーをするデメリット
女性のオナニーはストレス解消やセックスでの感度アップ・膣の衰え防止など、様々なメリットがあります。
しかし、毎日や高頻度のオナニーにはデメリットも……。
大切な体を傷つけないために、デメリットもしっかり把握しておいてください。
強い刺激のオナニーに慣れるとセックスでイキにくくなる
日常的なオナニーで刺激を求めすぎた結果、かなり強い刺激を与えないとオーガズムに達せなくなる女性は少なくありません。
とくに振動式ラブグッズなど「セックスでは得られない快感」でしかイかないようなオナニーの仕方はおすすめできないです。
いざ実際にセックスした際に、ラブグッズがないとイケない体では男性の自信喪失にも繋がります。
そのため、オナニーでのラブグッズ使用は頻度を考えながらにすると良いですよ!
特定のシチュエーションやオカズがないとイケなくなる可能性がある
女性は感覚や雰囲気で性的興奮を感じると言われています。
特殊なオナニーを繰り返すと、特定のシチュエーションやオカズがないとオーガズムに達せなくなることも。
また、あまりに非現実的すぎるシチュエーションなどでのオナニーに慣れ過ぎてしまうと、セックスがつまらないものに感じてしまうことがあります。
そのため、現実離れした妄想でのオナニーには注意が必要です。
こちらも、ラブグッズの使用と同じく頻度を考えながら行うことをおすすめします。
下半身がかぶれる可能性がある
女性の性器周りや乳首といった性感帯はとてもデリケートな部分です。
あまり強くいじりすぎたりすると肌が荒れてしまうこともあります。
また、雑菌が膣内に入りトラブルの元になってしまうこともあるので、オナニーは必ず体を清潔に保って行いましょう!
もちろん、オナニー後の保湿も大切です。
オナニーをする際に使用するラブグッズのお手入れも忘れずに。
デリケートゾーン専用ソープや、ラブグッズ専用のクリーナーを使うと匂い防止にもなるのでおすすめです。
毎日・高頻度でオナニーをする場合に気を付けたいポイント
オナニーは女性の体にとってとても大切な部分を刺激するため、いくつかの注意点をご紹介します。
しっかり注意して行えば、オナニーは毎日しても全く問題ありません。
安全で気持ちよく過ごせるように、気を付けたいポイントも把握しておいてください。
なるべく手・指の刺激でオナニーを完結させる
自分の手や指を使ったオナニーであれば、自在に力加減ができたり、触れたいところにピンポイントで刺激を与えられたりと魅力がたくさんあります。
お金もかからず、清潔であればすぐにオナニーできるのも大きな利点です。
手や指では届かない場所に刺激を与えられるラブグッズでオナニーする女性も多いですが、ラブグッズは人の手や口よりもかなり刺激が強いので、頼りすぎてしまうとセックスでイケなくなってしまいます。
そのため毎日オナニーする場合は、ラブグッズの使用は頻度を考えながら行うのがおすすめです。
清潔な場所・手でオナニーをする
頻度に関わらず、オナニーをする際、絶対に注意してほしいのが衛生面です。
女性の性感帯は粘膜のため、不潔な状態でオナニーすると感染症にかかる可能性があります。
デリケートゾーンに触れるものは事前にしっかり洗って、清潔な場所でオナニーをしてください。
オナニー後に性感帯のケアをする
オナニーの後は、デリケートゾーンを十分清潔にすることが大切です。
たくさん刺激を与えた後なので紙で拭いて擦ったりせずに、お風呂で優しく洗うことをおすすめします。
また通常のボディーソープは洗浄力が高く、敏感な部分には刺激が強過ぎることがあるため、デリケートゾーン専用ソープを使用する方が良いです。
肌に優しい専用のソープはデリケートゾーンの清潔を保ちながら臭いケアもでき、黒ずみ対策にも最適です。
最近はデリケートゾーン専用の保湿アイテムもどんどん充実してきています。
洗いあがりにサッと塗るだけで手軽にケアができるので、保湿まで怠らずに行うとより良いです。
また、忘れがちですが、オナニーにラブグッズを使用した場合には、それらも綺麗に洗って清潔な場所に保管しておきましょう。
汚れやかゆみ・感染症予防のためにも、オナニー後は常に清潔を保つように心掛けてくださいね!
間違ったオナニー方法が定着しないように注意する
毎日のようにオナニーをしていると、「いつもと違うオナニーをしてみたい!」と思うことがあるかもしれません。
しかし、間違ったオナニーに慣れすぎてしまうと危険です。
セックスで気持ちよくなれないという女性の中には、オナニーのやり方に原因がある方もいるかもしれません。
ここで、間違えたオナニーを解説していきます。
いずれも「やりすぎると慣れてしまって良くない」というだけで、今までに経験があっても大丈夫ですので安心してくださいね。
足を伸ばした状態で行う「足ピンオナニー」
両足をピンと伸ばして行う、いわゆる「足ピンオナニー」は、最もイキやすい体勢です。
足に力が入った状態で筋肉の収縮を行うため、力を入れるのが簡単になり普段イキにくい女性でもオーガズムに達しやすくなります。
しかし足ピンオナニーに慣れてしまうと、セックスの際に足に力が入りづらい姿勢でイケなくなる可能性が高いです。
あまりにセックスの体位とかけ離れた状態でのオナニーのしすぎはおすすめしません。
硬いものに押し付けながら行う「角オナニー」
机やソファのひじ掛けなど、硬い角に押し付けて行う「角オナニー」も危険です。
指や舌にはない硬さで独特の刺激を与え続けてしまうと、強い刺激でしか満足できなくなってしまう可能性があります。
日常的な角オナニーに身に覚えがあるという方は、徐々に減らしてみてくださいね。
男性とのセックスでは感じることのない刺激でのオナニーには慣れすぎない方が良いです。
クリトリスを強く押し付けながら行うオナニー
シャワーの水圧やラブグッズをクリトリスに強く押し当てるオナニーは、刺激が強いため簡単に快感を得ることができます。
オナニーにあまり時間をかけたくない女性にとっては、手軽に短時間でオーガズムに達することができるため重宝しているかもしれません。
しかし、この方法もやりすぎて強い刺激に慣れ過ぎてしまうと、手や口での愛撫や男性器で満足できなくなってしまう可能性が高いです。
そのため、頻度を考えながら行うのをおすすめします。
依存し始めたら頻度を落とすようにする
ここまで、オナニーのメリットや注意点をご紹介してきましたが、一番怖いのは「依存症」です。
毎日オナニーをすること自体は、悪いことではありません。
しかし、日常生活中にオナニーのことで頭がいっぱいになってしまったり、他のことが手につかなくなったりする方は「オナニー依存症」になっている可能性があるので要注意です。
またオナニーのしすぎで強い刺激に慣れてしまい、セックスでイケなくなってきた場合もとても危険なため、徐々にオナニーの頻度を落とすことをおすすめします。
毎日のオナニーは加減が大切!依存症にならないように注意しよう
女性のオナニーには、ストレス解消やセックスでの感度アップ・膣の衰え防止など、メリットがたくさんあります。
しかし、間違った方法で頻繁に行うとデメリットもあるので頭に入れておいてください。
自分磨きのためにも、体やグッズを清潔を保ち、自分に負担がかからない範囲でオナニーを楽しみましょう。